今Twitterで話題のCMがあります。
「お酒をやめよう」というタイトルのCMなのですが
話題の理由はさやわかだとか健康的だとか色々ありますが、リプライを見ているとそのCMの世界感を見て
自分たちの浮かばれなさも目立ちました。
話題の理由を掘り下げて考察していきます。
お酒が人生を台無しにしているという人気のCMはタイの作品?
このCMはタイの国のものです。
(26秒辺りに出てくる黒板の文字がタイ語なのです)
タイのCMは感動するものが多いですよ~笑
youtubeなどでもアップされていますが、
家族を大切にする国民性なのでとにかくCMは家族愛が多いのが特徴です。
家族の為に勉強して大学に行って親孝行したりとかそういった理由が家族であることが日本の場合いくらべてかなり多いのが特色です。
今回のCMも「お酒をやよう」というのがメッセージですが。それを支えているのは家族愛という設定条件です。
主人公がお酒がばかり飲んでいて貧乏なことに対して憤り、そこから一発奮起して仕事を頑張り事業を起こすというストーリーなのですが、
その中でちょくちょく家族を思っている主人公が描かれています。
こんな家族思い全面のCMは日本ではあまり作られないでしょう。
なぜなら暑苦しかったり、胡散臭かったり、自分をその主人公に投影できないからCM効果が期待できないためでしょう。
つまりタイの国でモテる男性の条件の一つに家族愛を持っていることだということが考えられます。
酒を止めて仕事すれば豊かになると考えるタイという国の人たち
お酒をやめる、そしてCMの主人公は働きだします。
そして借金を返し、教育を受けて、生活を安定させる。
そして回りを助けて、みんなを幸せにする
そして社会全体が良くなり、自国が発展する。
というストーリーです。
皆が皆そうではないといしても、国が持っているストーリーとしてはこういった感じなのでしょう。
これがタイの国で受け入れられているのですが・・・
日本ではどういうふうになるでしょう?
酒を止めて仕事をしても低賃金で過労死すると予想する日本
TwitterではこのCMに対して、かなり悲観的な発言が目立ちます。
貧乏→仕事する→仕事する→仕事・・・給料上がらない(燃え尽きる)
といったリプライが多いです。
これは日本人の特に若者には、
仕事をする→給料上がる→豊か幸せになる
といったストーリーはもう描けないひとたちが圧倒的に多いということです。
それよりも
お酒をやめる→仕事の愚痴がたまる→仕事でミスをする→で仕事が増える→燃え尽きる
といったストーリーばかりイメージしてしまう人たちが圧倒的に多いのです。
大人の仕事は「夢を見せることだ」という言葉がありますが、
タイの若者と日本の若者、どっちが将来自国や家族を支えるでしょう?
日本はまず何よりもまず早急にこの希望を描けないという若者たちをどうにかすることが肝心なのかもしれませんね。
最近の若者たちはという言葉でかたつけられるような簡単はなしではないのでしょうが・・・
まとめ
・お酒をやめようのCMはタイで作られたもの。
・タイ人はお酒をやめることで人生が豊かになると考える層がたくさんいると考えれるが、日本人はそういうふうに考えることができない人たちが大半。
・それそれの国のCMをみると面白いほどその国の文化が現れている。
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