最近では学校教育のあり方などを改めたりする学校や教育委員会がありますが、
その中でも問題視されているのが部活動が厳しすぎるというとことです。
この一部の厳しすぎる部活のことをブラック部活と言います。
このページではそんなブラック部活の現状や原因、無くならない理由について考察していきます。
目次
ブラック部活の現状
ブラック部活の現状としては
週6回~7回の活動
部活終了時の時刻は19時になることも、解散時間になるともっと遅い
休めない、休むとレギュラーの座を脅かされる
休みの日はいつも試合
顧問は神様という部活スタイル
こういった状態が当たり前になっています。
これを決めているのは顧問の先生です。
なぜこういった事を顧問の先生はしてしまっているのでしょうか?
顧問の先生を厳しくされてしまっているものとは?
なぜブラック部活と言われるまで顧問の先生は厳しくしてしまうかというと
勝ちたいという気持ちが強すぎる
勝てないと顧問の先生のせいにされる
ということが理由として考えられます。
勝つことはもちろん大事です。
しかしそれが顧問の先生の実績のためだったり名誉のためだったりしている場合も多いです。
今まで勝っていたのに勝てなくなってしまったとしたら、顧問の先生は自分の実績にも影響をうけます。
そしてもうひとつの理由は
勝ててない時に原因を顧問の先生にする親がいるのです。
吹奏楽のコンクールや野球やサッカーの試合でも勝ち負けはどうしてもついてきます。
そして勝てない状態が続いてくると熱心な親御さんたちは、顧問にその原因があるかのように考えてたり、噂したりしてしまいます。
そうすると顧問の先生は勝たなければいけないという心境になってきます。
それが行き過ぎた指導にもつながっていることがあります。
これは特に有名な野球校や、コンクールで入賞している吹奏楽部などによくあると言われています。
顧問の先生はそういった面でも評価を受けてしまいやすいのに対して、
仲間とか友情の大切さを伝えても当たり前として目立った評価がされにくいことが顧問の先生を厳しくさせてしまっている理由でもあります。
ブラック部活が無くならない理由
ブラック部活がなくならない理由は
なんのために部活はあるのかという存在理由や意義が曖昧
顧問の先生の評価制度が曖昧すぎること
のふたつが原因です。
存在理由や意義がをきちんと定めて、それを伝えた上で部活を勧めていく事が大事です。
そしてその存在理由や意義に基づいて活動を勧めていくのが顧問の先生であり、それを評価して行く評価制度が必要です。
この原因を解決させない限りブラック部活はなくならないと考えています。
「苦」=悪いものという価値観も人それぞれ?
苦があるからこそ、それを達成した時に味わえるものもある、ということを教えるのも部活動の一つの要素です。
しかし部活動を推奨している親の方にも推奨理由は色々あります。
それは
友達つくりの為
進学の為
帰ってきてもゲームばっかりだから
そういう動機で部活動を推奨している親御さんからすると
苦があるからこそその先にある喜びとかは、求めていないことが多々あります。
部活動に何を求めているのかは人それぞれ違います。
しかしそれがなんのために部活はあるのかという存在理由や意義が曖昧
だと当然不満は生まれると考えています。
逃げ出したいけど逃げ出せないという生徒側の問題
労働者がブラック企業を作っているという意見が世の中にはあります。
「こんな会社はブラックだ」と言いながらもそこで
働いている人がとても沢山います。
これはブラック会社容認しているということにもなります。
もし従業員がすべて嫌という理由で退職すれば、会社は存続するためにルールを変えることになります。
つまり嫌と言えない人や、嫌と感じていても動けずに、会社に依存している人がブラック企業を作っているとも言えます。
これはそのままブラック部活にも当てはまります。
やめれば、嫌味を言われる、
友達は減るなどと言う理由で続けている人や、「辞めます」が言えなくて続けている生徒がいます。
逃げ出したいけど逃げ出せない
という生徒側の行動が原因の一つとなってブラック部活をつくっている場合もあります。
まとめ
・部活の存在理由が曖昧で親の期待もバラバラなことがブラック部活と呼べる現状を作っている
・生徒側は不満が合っても黙って従うという態度もブラック部活を作り上げている原因
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