本当にお米は銘柄で決まるのでしょうか?それは売り手の戦法ではないでしょうか?
新米なら美味しいと漠然と思い込んで買っていないでしょうか?
低アミロースなら美味しいと漠然と思ってはいないでしょうか?
「ゆめぴりか」なら美味しいと漠然に思ってはいないでしょうか?
食べ比べてみました。
目次
食べ比べてみようと思った理由
私はよく米屋で米を買うんですが、同じ銘柄の米がスーパーで安く売っていることに疑問を感じていました。
これって大量に仕入れているからこんなに安いのとは違うような気がする。
そう思って大好きな「ゆめぴりか」を色々なスーパーにいって買ってきました。食べ比べの条件は、
新米、精米、一合炊き、土鍋炊きです。
結果が愕然としました。同じ「ゆめぴりか」とは到底思えなかった結果が起きました。
そもそも「ゆめぴりか」とは
平成21年に販売がスタートした北海道が誇る人気銘柄です。
しかし平成30年は北海道の夏の日照不足のために、凶作といわれています。お米以外にも、大豆、小豆などほとんどの作物が被害を受けたといわれています。
【食べブロ】ゆめぴりかとは?値段、相場、ランク、ランキング、どんな味?もちもち?ふわふわ?マツコのCM、北海道のブランドとしてのピリカ、ANAで採用された!?
ラインナップ
今回はこの4種類で食べ比べました。
左から、
- 北海道産ゆめぴりか 販売元 伊丹産業株式会社
- 簡単無洗米北海道空知ゆめぴりか 販売元 株式会社 はくばく
- アイリスの生鮮米 北海道産ゆめぴりか
- 北海道産ゆめぴりか 米屋マルイチ(米屋代表)
です。
1、北海道産ゆめぴりか 販売元 伊丹産業株式会社
一種類目は、北海道産ゆめぴりか 販売元 伊丹産業株式会社です。
2キロ 1150円で購入
1キロあたり575円
一合(150g)約87円
- ふくらしていない
- 粒に弾力性がない
- 重い(じとーっとしている)
この「ゆめぴりか」は食べてても美味しくなかったです。炊き上がりは美味しそうでしたが、口に入れた瞬間に分かりました。ふっくらしていなかったのです。食べていると重い感じかしました。
甘みに関しては、ほとんどほかのお米と変わらなかったです。
【美味しかった度★★】
2、簡単無洗米北海道空知ゆめぴりか 販売元 株式会社 はくばく
2種類目は簡単無洗米北海道空知ゆめぴりか 販売元 株式会社 はくばくです。
2合230円
(一袋2号入りですが290gになっています。)
一合(145g)115円
- ツヤがある
- 見た目美味しそう
- 粒立ちも良い
これは最初口に入れた時、お米のツヤを感じました。かなり美味しかったです。これを毎日食べれたら幸せって感じました。
ただ無洗米なので栄養はほとんど落ちているのが残念です。洗いすぎのためか、水に浸してもまったく水が白くならなかったです。
【美味しかった度★★★★】
3、アイリスの生鮮米 北海道産ゆめぴりか
3種類目はアイリスの生鮮米 北海道産ゆめぴりか です。
2合入り 235円
一合(150g)118円
- ツヤがある
- ふっくらはしていない
- つぶが小さめ?
こちらの「ゆめぴりか」粒がほかのに比べて少し小さい印象を受けました。食べた感想はつやは口の中で感じることができます。しかしふっくらはしていませんでした。
【美味しかった度★★★】
4、北海道産ゆめぴりか 米屋マルイチ
4種類目は北海道産ゆめぴりか 米屋マルイチ(米屋代表)の「ゆめぴりか」です。
これは米屋の代表という立ち位置です。
1000円 1.89キロ
ですが玄米の値段ですので1割カットして
1000円 1.7キロ
一合(150g) 89円
- ふっくらしている
- 軽い、エアー感がある
- つやがある
これを食べた時圧倒的に一番クオリティーの高い「ゆめぴりか」はこれだなとすぐにわかりました。そのくらい格が一つ違う美味しいさでした。しかしお米屋で買ってるため、虫が発生しやすいという難点もあります。
【美味しかった度★★★★★】
結果
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2位 簡単無洗米北海道空知ゆめぴりか 販売元 株式会社 はくばく
3位 アイリスの生鮮米 北海道産ゆめぴりか
4位 北海道産ゆめぴりか 販売元 伊丹産業株式会社
でした。
値段と品質が比例していない
順位 | 品名、販売元 | 一合当たりの値段 |
1位 | 北海道産ゆめぴりか 米屋マルイチ(米屋代表) | 一合89円 |
2位 | 簡単無洗米北海道空知ゆめぴりか 販売元 株式会社 はくばく | 一合115円 |
3位 | アイリスの生鮮米 北海道産ゆめぴりか | 一合118円 |
4位 | 北海道産ゆめぴりか 販売元 伊丹産業株式会社 | 一合87円 |
1位と4位の「ゆめぴりか」の値段の差はわずか2円です。しかし味、品質には大きな差がありました。
また2位と3位の値段の差は3円です。因みにこの2位と3位の「ゆめぴりか」は小さい食べきりサイズだったので、1位と4位の「ゆめぴりか」に比べて割高になっています。
この亊からわかるように、品質と値段は必ずしも一致していないということです。
美味しいお米を買うための秘訣は「流通」だったのです。まさに「米屋は米屋で。」ということです。銘柄はそのあと吟味することなのです。
何故米屋の米の品質が高いのか?
それは米屋が米を仕入れるルートに原因があると言われています。
米屋の中には品質の高いお米を作る農家と直接契約する米屋もいます。JAを通さないでお米を確保しているということです。
そういった農家は上の分布図でいうと右側に位置します。そうすれば品質の高い素晴らしいお米を確実に手に入れることができるからです。
そして、お米が出来上がる前にすでにお金を払っていると言います。こうすれば、農家の人からすると安心して米作りに専念することができます。
そして農家の人も米屋というルートができることで、どういった銘柄のお米が世間で受けがいいのかを知ることができ、栽培に役立てれます。
一方スーパーなどに並んでいる「ゆめぴりか」は上の分布図でいうと真ん中から左に位置する農家のお米を扱いことになります。だからこれほど品質に差が生まれてしまうのです。
まとめ
美味しいお米を賢く手に入れたいのなら、米屋で買うのが一番コスパがいい。
ぜひお近くの米屋に行ってみてはいかがでしょうか?
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