最近は有機栽培の野菜がスーパーでも販売されています。
どうせだったら体に良いものを使いたいですよね?ネットでも宅配野菜などでは有機栽培は当たり前です。
しかし有機栽培だからってとにかく安全でおいしいと思ってしまうと痛い目を見ます。
説明していきます!!
目次
そもそもなぜ有機栽培が生まれたのか?
有機栽培が広まったのは1960~1970年代の日本の農薬や環境汚染、公害、といった化学技術の負の面が世間で色々な問題につながっているという見方が世間に浸透しだしたのがきっかけでした。
1960年から1970円代は水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくなどがの四代公害病が起きたころです。
それまでは有機栽培という言葉も、オーガニックという言葉もほとんど聞くことはありませんでした。
しかし子供が痛がったりするニュースが連日報道させると世間の関心はいかに農薬とか不純物を避けるかに行きました。そういた結果有機栽培が広まったのです。
有機栽培は化学汚染のアンチテーゼだったのです。
しかし今では有機栽培はごく当たり前にスーパーで売っています。今後はもっとこれが当たり前になるかもしれません。農薬を使い栽培する方法を慣行栽培といいますが、これは実は農家の人にも当然負担になります。
農家の人は散布の際は、マスクや眼鏡といった防具を使っている農家がほとんどです。
食べ物を作るために、食べれない物と使っていいのか?
そんな当たり前に亊すら疑問に思わなくなった現代人、そのツケは各確実にわたしたちの体に蓄積されています。
有機栽培はでも美味しい、安全とは限らない!?
有機栽培が1670~1970年代のアンチテーゼで生まれたものだとしてもそれが今の時代にとって安全、安心で美味しいのかというとそうではない場合も考えられます。
有機栽培と聞くと、「新鮮」「安全」「味が濃い」「傷みにくい」「無農薬」といったイメージがわくのではないでしょうか?
これらはすべてイメージを植え付けられているだです。マスコミやメディアや、会社などによるものです。
よくよく考えてみるとすべて嘘だとわかります。
まず「新鮮」なんて栽培方法はほぼ関係ありません。収穫してからどの位経っていて、どういう保存方法をしていたかが肝心です。
「安全」確かに農薬は無い分体には安全かもしれませんが、脅威は農薬だけではありません。
例えばいまだに地方では動物の糞を肥料に使っているところもありますが、これははたして本当に安全なのでしょうか?
もしその動物が安全なエサを食べて育っていたのなら問題はなくなりますが、大半は人工的に作られたエサを食べています。また成長ホルモンなども打たれているのです。
そういった動物の糞が撒かれた畑は本当に安心といえるのでしょうか
味が濃いということについては確かに窒素などを使い無理やり収穫量を挙げたりは出来ないでしょう。
しかし、本当の味が濃きというのは採れたてでしか無理なのです。
そして一番残念なのが、有機JASでも政府が認めた一部の農薬は使っていいことになっています。
しかしイメージを植え付けられてしまっているので、油断すると「新鮮」「安全」「味が濃い」「傷みにくい」「無農薬」というイメージで選んでしまう亊になります。
私たちの中には有機栽培神話や有機栽培というブランドという考えが根付いているいとがおおおいのが現状です、
アメリカ産でも有機JASがついてしまう!?
有機JASというマークを見たことはないでしょうか?
これは農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律できちんと認められた食材にだけ使われる亊ができるマークです。
日本政府が認めた有機栽培で作られた食材と言うことです。
しかし、有機大豆(アメリカ産、遺伝子組み換えでない)という食材が存在しています。
これはどういうことなのでしょうか?
今日本で一番信用できる安全基準を示しているマークです。このJAS法をクリアしていないと有機ということばを使っていはいけないことになっています。
それくらい厳しい規定が実はあります。
そういう基準をクリアした食べ物だけがこのマークをつけれるのかというと、
【有機JAS法】
化学農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用しないで栽培された農産物、および必要最小限の使用が認められる化学資材を使用する栽培により生産された農産物で、化学資材の使用を中止してから3年以上を経過し、堆肥等による土づくりを行なったほ場で収穫されたもの。
だそうです。一言でいうと
農薬と化学肥料を3年間つかっていない土壌で作られたということです。(一部認められた農薬があります。)
ではなぜそのJASマークがついている食材なのにアメリカ産が存在してしまっているのか?
これにはある表型には出てこない取り決めがあったのです。
それが「有機認証制度の同等性」ということばです。
分かりやすく説明すると
アメリカやカナダなどの諸国にある有機制度をクリアしていれば日本でも有機食品としてあつかうことができるという制度です。
さらに日本の有機JASと同等の制度を持っているアメリカなどに有機栽培としてうることができるのです。
実際にアメリカがどのような有機制度を持っているのかはわかりませんし、「同等」という言葉の解釈には人それぞれの違いがあるためにあまりあてにできない側面があります。
そもそも私たちは有機JASの大豆を買う理由って、外国産とか怖いからという理由もあります。
なのに、実際はアメリカ産だったというわけです。
もちろんパッケージには大きく有機栽培としか書かれていないわけです。
有機栽培と書けば売れるということが分かると企業はどんな抜け道も見逃しません。
これは私たちの中に有機栽培神話があるからこそできる商法なのです。
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美味しいとは具体的に言うとどういうことでしょう?
「味が濃い」「臭みがない」「野菜独特の香りがする」「水々しい」「歯ごたえがある」といった条件の総称になります。
しかしこういった条件をみたすには肥料をできるだけしぼって、栄養バランスを整えてあげることが必要になります。
自然の力ではこうはいかないのが現状なのです。
また最近では野菜のF1種や古来種など選んで買う人も出てきました。
日本の昔からある野菜は今の人にはかなり苦く感じるものもあります。それは私たち消費者の口に合わせて苦味の少ない品種と勾配させているためにです。基本的には品種改良は栄養価に合わせるのではなく、食費者の好みや、植物の耐久性などを求めて改良していきます。
また有機栽培の場合は普通に育てたよりも抗酸化作用が強いとも言われています。これは生育の過程で有機栽培のほうがストレスをうけていることが理由になっています。
あなたは何のために有機栽培選んでいますか?
近年では食品安全を本当に多くの人が気にしていて、食材を選んでいますが、何のために有機栽培なのでしょうか?
身体に化学物質を入れたくないため?
農薬から身を守るため?
確かにそれは正しいです。しかし畜肉を食べているのならそれをまずやめるだけでかなり改善される可能性のほうが高いです。
鳥や牛や豚といった畜肉は、生育の過程で大量の抗生物質を打たれたり、成長ホルモンを打たれたり、遺伝子組み換えのエサを食べ刺されたりしています。
そういう化学物質は脂肪にたまります。それを私たちは食べているのです。
費用対効果から考えると野菜にお金をかけて得られる効果よりも畜肉を減らすことの方がはるかに、安い費用で高い効果が得られます。近年の若者の成長の速さは畜肉に残っている成長ホルモンのせいかもしれないともいわれています。
良質な人人生や、良質な食事には費用対効果という考えが大切です。
人生の時間にも限りがあるように、食事に掛けれるお金にも限りがあります。
だからこそ決められた費用で効果を最大化することが肝心になります。
財布から1000円札を取り出してみて考えてみてください。
「この1000円札の一番効果が高くなる使い方はなんだろう?」と
有機栽培の野菜は確かにおススメできます。しかし費用対効果を一度考えてみてはいかがでしょうか?
そうすれば、その余ってお金であなたはなにを買いますか?
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