本当の食料自給率について。

知識

1950年頃の日本は食品自給率が80%程度ありましたが、今では39%まで落ち込んでいます。

これに関して、多くの人が心配していたり、自給率を上げようとしていますが、本当にただ上げればいいのでしょうか?

そもそもその数字は本当にたいせつな数字なのでしょうか?

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食料自給率とは

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食料自給率とは、その国で生産された食料の量がその国の食料の全体の量の何%なのかを表したものです。

日本の食料自給率は39%です。日本ではカロリーベースで計算方式が一応一般的に採用されています。

カロリーベース自給率とは

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かロリーベースとは別名国産供給熱量とも言われています。

計算方式は

カロリーベース自給率=一人一日あたりの国産供給熱量÷一人一日当たりの供給熱量

で表すことができます。

例に例えると、

Aさんが一日に食べたカロリーが3000カロリーだとします。このカロリーのうち国産のものが1800カロリーだとすると

Aさんのカロリーベース自給率=1800÷3000

自給率は60%になります。

この数字が日本全体では39%なります。

因みに牛、豚、鳥、などの畜産物を育てる時に海外の輸入の飼料を使っている場合は国産には含まれません。

更に供給量に食材おすなどの廃棄分は引かれません。日本では年間600~700万トンの食べられる食糧が捨てられています。

 

加えて、日本の自給率を計算する際、コメ生産量にはふるい下米や3等不合格米といった、いわゆる「くず米」の量は差し引かれます。その量は、全国で50万トンから年によっては70万トンにも達します。全生産量の6~7%を占め、外食用米などで“食べられている”にも関わらず自給率にカウントされていません。

生産額ベース自給率とは

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国民一人当たりの一日の食べた食材の全の値段のうち、国産で作られた食材の値段の%を表したものです。

計算方式は、

生産額ベース自給率=国内生産額÷国内消費指向額

です。例えば、A君の一日の食費が2000円とします。そのうち500円だけが国内の食材の値段であったとすれば、

500÷2000=25%

つまりA君の生産額ベース自給率は25%になります。

因みに日本生産額ベース自給率は約70%です。

自給率は高いのか低いのか?

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かロリーベースの食料自給率の39%ばかりが一人歩きしていまい実際に高いか低いかは、わからずただ何となくニュアンスで低いというイメージが先行してしまいそれはやばい亊とという認識が日本人の中に植え付けられています。

他国と比べて高いのか、低いのか?

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生産額ベースで見ると、高いのがカナダの121%とオーストラリアの128%です。

それに売らべて日本は70%で、カナダやオーストラリアは日本1.6倍くらいです。

かロリーベースで見ると、カナダが258%で、オーストラリアが205%です。

そして日本が39%です。カナダやオーストラリアは日本の6倍程度になります。

なぜこんなにも計算の仕方で違ってくるのか?

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それは作っている食品の熱量が高いものをカナダ、オーストラリアは中心に生産しているからです。

カナダ、オーストラリアで生産されているものの有名なのは、牛などの畜産物です。

大豆などの穀物も大量に生産されていますが、畜産物の生産量もものすごく多く、これがカロリーベースだと自給率の数字が跳ね上がる原因になっています。

比べて日本は、畜産物の生産量は平成26年のデータでいうと、畜産物は55%ですが、その飼料はゆにゅうが多いために自給率の計算においては、国産にされません。

更に日本は米の生産量は97%

野菜80%

キノコ87%

とカロリーで考えると低カリーの物ばかり生産しています。これが原因になっていてかロリーベースの自給率だと他国に比べて低くなってしまっています。

何故カロリーベースの自給率で計算しているのか?

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かロリーベースで使ったほうが、国民の不安を煽りやすいからです。

更に危機感を植え付けることにより、予算を多く確保しようというねらいがあります。

また官僚の天下りも関係していると言われています。

なぜ自給率は高くないといけないのか?

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そもそもグローバルな今の時代において、なぜ食料の自給率が高くないといけないのでしょうか?

[box class=”blue_box” title=] 安全性(外国産は信用できないから)

戦争に備えて

雇用を守るために

真土不二
[/box]

これらが理由のなっていますが一つ一つ見ていきましょう。

安全性に関して

まず安全性に関してですが、外国産は危険、国産は安全という前提条件がおかしいと言われています。日本は世界で一番農薬を使っている国と言われているほどの国です。

他国の土壌汚染も心配と言われていますが、それは検疫をしっかりすることが大切であり、それは行政の問題にです。

戦争に備えて

二つ目が戦争に備えてですが、他国と戦争して、輸入がストップすると日本人が飢えるという心配があるようですが、今の日本の食料の輸入国は世界各国になっていて、一国間にほとんど集中することはありません。

これは戦後やオイルショックの時代のトラウマと言われています。

雇用を守るため

雇用を守るためという理由については別に農業でなくても構わないはずです。わざわざ賃金の高い日本人を雇うことは正しい国家戦略とはいえないでしょう。

そして市場は競争原理が働くほうが良い物が作られやすくなります。税金は有限ですので必要なところに充てることが、まず前提です。

真土不二

日本人のミネラルバランスを保つためには、やはりその土地の食べ物を摂取することが大事という発想ですが、今後二極化が広まっていく日本では優先すべき政策は他に沢山あります。

まとめ

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食料自給率の計算方式は二つある。

(カロリーべ―スと生産額ベース)

カロリーベースの計算だと日本は自給率が低くなってしまう。

ただただ自給率が高いことに具体的な意義はあまりないと言えます。

それよりも日本の伝統を守り続けていく料理のために、日本でしか作らない食材を作るために国内生産をするほうが、日本の食を世界に理解してもらうことのほうが、意義はあると言われています。

 

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