納豆=体に良い物と漠然と思っていると怖いことになります。
そう思わせているのは紛れもなくメディアです。
そのメディアのお得意様は私たち消費者ではなく、メーカーだったり、もっと言えばグローバル企業だったりします。
なので鵜呑みにしているとカモにされてしまいます。
今回は大豆について調べてみました。
目次
納豆はこんなに凄い

松下納豆店より引用
納豆は大豆を茹でて、そこに枯草菌といわれる納豆菌をつけて発酵させたものです。
豊富なたんぱく質
オリゴ糖
大豆ペプチド
大豆サポニン
イソフラボン
ナットウキナーゼ
ビタミンK
などの栄養素があります。
また納豆の菌は非常に生命力が強く、他の菌を駆逐してしまうこともあるようです。
なので
酒蔵に勤める職人は酒の仕込み期間は納豆を食べるのは禁忌とされていたり
醤油工場や製薬メーカーの研究所などでも朝食に納豆を摂るのは控えるのが常識となっているそうです。
原料の大豆に問題あり!?
納豆の原料になっている大豆に問題があると言われています。
日本の大豆の年間の消費量は約300万トンと言われています。
そして日本は大豆の自給率が非常に低く、約7%です。
食料自給率だと26%になります。
食料自給率とは実際に私たちが食べている大豆の自給率の事です。
大豆はその便利性から油にもなったり、エサにもなったりします。
それでも3/4は外国産なのです。
そして輸入先は
アメリカ70%
ブラジル20%
カナダ10%
です。
アメリカの大豆の90%は遺伝子組み換えの大豆だった!?
現在アメリカで栽培されている大豆の90%は遺伝子組み換えの大豆なのです。
日本で大豆食品と言えば、納豆、豆腐、醤油、味噌が代表てきな大豆食品ですが、これらの成分表を見てみるとなぜかどれもこれも大豆(遺伝子組み換えでない)と書かれています。
しかし本当でしょうか?
一体何キロの遺伝子組み換え大豆が日本に入ってきているのでしょうか?
実際に計算してみましょう。
年間消費量が300万トン
そのうち26%が国産、ということは、74%が輸入大豆です。
3000000×0.74=222万トン
この222万トンの大豆のうちアメリカ産が70%なので
2220000×0.7=155.4万トン
つまり155万トンのアメリカ産大豆が日本に年間入ってきているということです。
更にアメリカは90%が遺伝子組み換え大豆なので
1550000×0.9=139.5万トン
約140万トン
単純計算でこれだけの遺伝子組み換え大豆が日本に入ってきている可能性が非常にに高いということです。
こでだけの遺伝子組み換え大豆をどうやって裁いているのでしょう?
遺伝子組み換え食品の抜け道
遺伝子組み換え食品にはなぜか抜け道があるのは有名な話です。
その抜け道は
- 組み換えDNA、およびそれによって生成したたんぱく質が残らないものには表示義務がない
- 「主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、しかも原材料に占める重量の割合が5%以上)」にしか表示義務がない
- 5%以下の意図せぬ混入には表示義務がない
これが抜け道と言われている3つの方法です。
例えば
「組み換えDNA、およびそれによって生成したたんぱく質が残らないものには表示義務がない」の抜け道のおかげで醤油には遺伝子組み換えの表示義務がありません。
「主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、しかも原材料に占める重量の割合が5%以上)」にしか表示義務がない」この抜け道を使えば、お弁当、とくに幕の内弁当などはおかずの品数が多いために遺伝子組み換え食品を使いやすい状態にあります。例えば、ソースとかは重量の5%以上なんてぜったいに行かないですし…
「5%以下の意図せぬ混入には表示義務はない」については、つまり少量ならOKと言っているだけなので、何の食材に少量入っていてもおかしくはないということです。
しかし、これだけで大豆の年間使用量300万トンの半分の140万トンを補えるでしょうか?
補えるはずがありません。
他にも使われている可能性は色々なところにあります。
例えば先ほどの幕の内弁当。
その中に卵焼きが入っていたとして、その卵のを産んだ鳥のエサに使われていたり、
ジュースに良く入っている「果糖ぶどう糖液糖」の原料に使われていたり、
二次元材料、(弁当の中についている醤油の原料に使われていたり
と色々な可能性はあります。
しかしまだあります。
国産大豆使用と国産大豆100%使用の違いは?
この違いお分かりでしょうか?
実は、小麦粉なんかもそうですが、国産を51%以上入れたら国産大豆使用と堂々と言えるのです。
つまり残りの49%が遺伝子組み換えの大豆であってもです。
実際嘘は言っていませんが、インチキ臭いですよね。
しかしこれがまかり通っているのです。
遺伝子組み換えでないという豆腐から遺伝子組み換えのだいずが検出された!?

農民連食品分析センターより引用
ちなみに、これは10年近くも前の2004年のデータだけど、市民団体が「遺伝子組み換え大豆不使用」と表示してある市販の豆腐を7種類、東京や埼玉などの小売店で購入して検査したところ、3種類から「遺伝子組み換え大豆の遺伝子」を検出したそうです。
因みに私は3番の「豆腐、おかめ豆腐木綿」をよく家で見ていた覚えがあります。
こういった形でも遺伝子組み換えの大豆は使用されています。だからこそ年間消費量のはんぶんを使えるということです。
まとめ
何気なく遺伝子組み換えでないと書いていたから安心というわけにはいかないほどに私たちの暮らしに遺伝子組み換え食品は入ってきています。
それが世界で一番遺伝子組み換え食品を食べている国、日本と言われている所以です。
せっかく世界でもっともすばらしい発酵食品と言われている普段食べているスーパーの納豆ももしかしたら、遺伝子組み換え食品の大豆が使われているかもしれません。
どうせなら納豆自分で作ってみませんか?
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