いつか遺伝子組み換えのお米ができてしまうということはわかっていましたが…
遺伝子組み換えのお米が存在するって知っていましたか?
ゴールデンライスという遺伝子組み換えのお米が海外で注目を集めているのです。
目次
遺伝子組み換えのお米登場
遺伝子組み換えのお米の名前は「ゴールデンライス」と呼ばれています。
ゴールデンライスとは
ゴールデンライスとは、稲の遺伝子にスイセンの遺伝子を入れてβカロチンを作り出して、ビタミンAを強化した食品です。
しかしβ-カロテンがどのように植物内で生成されているかなどの正確なメカニズムは理解されておらず、遺伝子工学上の複雑な操作が予測不可能な効果をもたすため、食品の安全性に影響を与える可能性もあります。
またこういった遺伝子組み換え食品の花粉が他の遺伝子組み換えでない稲に受粉した場合にどのようなことが起こるかなどは不明です。
開発には20年もかかっていたと言われています。
2018年にカナダで承認されていて、中国ではゴールデンライスでないないですが、今年1月、中国・華中農業大学(湖北省武漢市)が開発し申請した害虫抵抗性の遺伝子組み換えイネ「華恢1号」を承認している。
世界的には承認の流れになっています。
ゴールデンライスが生まれた背景

Global Farmer Networkより引用
このゴールデンライスが生まれた背景は他の遺伝子組み換え食品と違います。
それは発展途上国の貧しい人たちのために作られたという背景があります。
いま発展途上国では一年に数百万人の人が栄養失調のために亡くなっているといいます。
そして1年間あたり数十万人の人たちが、ビタミンA不足のために栄養失調で失明しています。
そういった背景があって開発されたという話があります。
しかしこの栄養失調の問題を解決策として、ゴールデンライスに開発資金が投入されたのは間違いだったと言う人たちもいます。
彼らは、貧しさの本質的な問題は教育や、生きて行く上で必要な情報不足であるににそれを栄養失調のみに置き換えていると主張しています。
遺伝子組み換え食品の安全性
(以下はIN YOU 市場に出回る危険な遺伝子組み換え作物の実態より転載)
2012年9月、フランス、カーン大学・セラリーニ教授ら研究チームが、
遺伝子組み換え作物の危険性を明らかにする実験結果を公表しました。
巨大な腫瘍ができたマウス。
市場に出回っている除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシ(NK603)を
マウスに2年間(マウスの寿命に相当する期間)、
エサに混ぜ食べさせた結果がこの写真(実験では200匹のマウスを使用しデータを出している)。
実験で使用されたNK603。
日本では厚生労働省が「安全性審査が終了した遺伝子組み換え食品」として公表しています
(「安全性審査が終了し公表された遺伝子組み換え食品及び添加物リスト(平静28年4月25日現在版)」)。
遺伝子組み換えGM作物(Genetically Modified Organisms=GMO)は
通常「除草剤耐性」で大量の除草剤を使用し栽培されます。
健康被害の原因がGM作物なのかそれとも、
除草剤なのかをはっきりさせるため下記のようなグループに分け実験は行われました。
A群:GMコーンのみ
B群:除草剤+GMコーン
C群:除草剤+非GMコーン(普通のコーン)
対照群
D群:非GMコーンのみ
写真からも分かるように(A)GM作物単体、
(C)除草剤単体、そして(B)除草剤+GMコーンで共に大きな腫瘍がマウスにできました。
たとえ除草剤を使用しなくてもGM作物は危険なことがこの実験からも分かります。
遺伝子組み換えエサを食べていたメス
5割~8割のメスのマウスに4ヶ月目から乳がんなどの腫瘍が現れ
11~12ヶ月目になると急激に大きくなった(人間でいうと35~40歳位)。
遺伝子組み換えエサを食べていたオス
腎臓と肝臓に障害が出た。
非GMエサを食べていたオスよりも肝臓のうっ血や壊死が2.5~5.5倍、重度の腎臓障害も1.3~2.3倍。
オス・メスに共通していたことは「寿命の短さ」。
非GMエサのマウスの平均寿命は雄で624日、雌で701日。
この平均寿命前にA~C群のオス50%、メス70%は死んでいます。
(転載以上)
つまり遺伝子組み換え食品の摂取によって
肝機能障害
腫瘍発生
寿命縮小
という症状が見られました。
そしてこの実験で使われたNK603は日本では容認されています。
日本人が一番遺伝子組み換え食品を食べている。
日本人が世界で一番遺伝子組み換え食品を食べていると言われています。
それにはいくつかのの原因があります。
国家がきめたルールがに抜け道が存在する
日本の食事にうまく入り込んでしまっている
日本人の遺伝子組み換え食品に対する意識が高くない
遺伝子食品のル―ルにはいくつかの抜け道のようなものが存在します。
それは
使用料が全体の5%未満ならば表示しなくてもいい
上位3位以内の使用食材しか遺伝子組み換えの表示義務がない
生成したタンパク質が残らないのなら表示義務はない
といことです。
例えば日本の伝統的調味料の醤油などは今や、遺伝子組み換えの大豆が主流と考えておいたほうが良いでしょう。
大豆のタンパク質は醤油を作る際、醸造の段階でアミノ酸に変化します。
これによって遺伝子組み換え大豆だったとしても表示義務は無くなります。
他にも私たちが普段飲んでいるジュースには異性化糖とう物質が含まれています。
この物質の原料はトウモロコシです。
いまや加工するためのトウモロコシはほとんどが遺伝子組みかえの作物です。
しかしこれは上記に書かれたルールの抜け道によって、遺伝子組み換えのトウモロコシであっても表示義務はありません。
最後に
私たちは普段の生活の中には遺伝子組み換え食品が巧みに入り込んでいる。
ゴールデンライスが今後承認の方向に向かうので商品化はされてくる可能性は高い。
すでにサソリの遺伝子がはいったキャベツなどすでに存在しています。
わたしたちにできることは選ぶということです。
そしてなるべく加工品は買わないことが大事になっています。
遺伝子組み換え食品の身体へのダメージが現象化するのにネズミで最短で4カ月。
症状が進展するのに11カ月~12カ月かかると実験の結果が明らかにしています。マウスの寿命は約2年間で人間に例えると40歳以降と考えられます。
なのでこいういった理由から人間ではまだ遺伝子組み換え食品による症状が出るまでにもう少し潜伏期間がいるということも言われています。
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