大阪市の松井市長が17日に福島第一原子力発電所で増え続けている有害放射能物質除去後の処理水を大阪で放出してもいいと発言したことで大阪府民は怒りと不安を抱えています。
しかしいきなりの発言ですが、それが可能となると3年以内には福島のタンクはいっぱいになるために大阪に処理水がやって来ることになります。
しかしこれはかなり現実的ではないと考えることができます。
このページでは
・大阪にどうやって処理水をもってくるのか?
・福島では1日どのくらいの処理水が発生しているのか?
・福島には一体どのくらいの処理水があるのか
これらについて考えていけば大阪での放出はきわめて可能性は少ないと考えることができます。
最後までお読みいただけると光栄です。
目次
大阪にどうやって処理水をもってくるのか?
吉村知事と松井市長、橋下さんは異質だわ。
3人揃ってるから強いの?— 宇宙猫❄️ (@mofumofu2010) September 17, 2019
大阪に処理水を持って来るとしたらどんな手段があるのでしょうか?
トラックしかないでしょう。
飛行機は論外ですし。船なら公開中に撒けばいいし、電車は大量の水を運ぶほど空いていません。
なのでトラックになります。
しかし大阪ー福島県(東北自動車道、新東名高速道路経由)のかかる時間はなんと9時間かかります。
わざわざ9時間かけて大阪に水を毎日これからトラックで運ぶということになります。
こんな程度の低いことを税金ですれば、政党の支持率は急激に落ちることになるのでそんなことはしないと考えれます。
福島では1日どのくらいの処理水が発生しているのか?
トリチウムは世界中の原発で海洋放出している。ALPSで処理を行い、環境基準以下であることを科学的に証明し、海洋放出。小泉大臣が「横須賀も放出する。大阪も協力してくれ。」となれば、強烈な批判は受けるが、風評と戦える。政治家の仕事だ。原発処理水の問題は解決できる。 https://t.co/qsqbRR8n6A
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) September 17, 2019
福島原発では現在1日150トン前後の処理水が発生しています。
これを1日も休まずに大阪に持ってくることが今後必要になってきます。
また現時点で原発の中にはすでに大量の処理水があります。
その水の量は公表されていませんが、東北大地震がおきたのが2011年です。
つまり今から8年も前のことです。
なので8年×365日×150トン
つまり43万8千トンの処理水が福島のタンクにある可能性があるということです。
大阪に処理水を運ぶために必要なトラックの数は?
あまりの物量のため#管TA の生徒の皆さんにも
手伝ってもらいながら
10トントラック4台分の
展示楽器の撤収が先ほど完了✨楽器展示ブースに
ご来場ありがとうございました☺️#吹奏楽 を愛する皆様と
また来年お会いできるのを
スタッフ一同
楽しみにしています❣️ pic.twitter.com/d6arnYi5kx— ヤマハ・ウインドストリーム (@Yamaha_Wind_jp) May 19, 2019
1日150トン前後の処理水を運ぶということは
トラックだと10トントラック1日最低15台分です。
しかしこれはトラックの
移動時間
補給時間
待ち時間
帰りの時間
予備トラック
等問題を含めていません。
なのでそういった問題を含めるとその3倍の数は必要になるでしょう。
つまり50台弱のトラックの数は必要だと考えています。
しかも合計43万8千トンの処理水。
そんな大量の処理水を10トントラックで毎日運ぶなんてとても現実的な考えではありません。
しかもまたもどるのに時間がかかることをいれるとその3倍くらいのトラックを用意して毎日動かすことになります。、
8年かけてためてきた処理水です。
1年や2年でとてもトラックで運び出せるようなものではありませんよね。
しかもそれが福島ー大阪間をずっととらっくで運び続けるわけですから戦略も何もないといってもよいでしょう。
それでも大阪に流さないといけない理由ああるのか?
そもそもこれはそのくらい安全だと化学的根拠があるのならば放出しても良いということで放出するとは決まったわけでは有りません。
またこうやって大阪でも受け入れ体制をしておくとほかの県でも対応してくれるところも出てきやすくなります。
なのでそこが狙いなのかもしれませんね。
安全だとわかっていても今の現在の状態だとトリチウムが除去されないことが得わかっています。
しかしこのトリチウムは韓国とかカナダでも海洋水に放出していますので、このままトリチウムのはいったまま放出される可能性はあります。
しかし一箇所だと流石に効率面も悪くなると考えられるのでいくつもの都道府県と協力して放出していくのではないかと考えています。
そうなれば大阪はその中に入るでしょうが、痛み分けといって案外大阪人は受け入れそうですね。
まとめ
・処理水を大阪湾に放出するのはとても手間がかかり現実的ではない。
・安全だと判断できれば日本のいくつもの都道府県が協力して海への放出を手伝うことになると考えられます。
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