2019年の12月に中国の武漢市で発生した新型コロナウィルスが猛威を奮っているため今も学校の授業は行える状況ではありません。
しかし私立が対応策としてタブレットで授業をできるようにしていたりと対応に格差が生まれていて、コロナウイルスによって学力格差が今後広まると言われています。
そうならないように、授業の遅れを今後どこかで取り戻すことが必要になってきます。
そのためには”夏休みの短縮”や”土曜日の授業再開”が必要と言われています。
実際に土曜日が授業に当てられることは今後あるのでしょうか?
このページではその可能性についてまとめました。
最後までお読みいただけると光栄です。
目次
小学校・中学校の土曜日休みについて
誰もいない入学式・・・・ pic.twitter.com/FzRcs4nnoz
— 大連ダーウィン (@fHnwfJBOHg7814j) April 13, 2020
小学校や中学校の土曜日休みは1992年から開始されました。
理由はゆとり教育のためであり、ついていけない子供を作らないことが理由になっています。
1992年当初は第2土曜日のみが休校になり
1995年に第2・第4土曜日が休校になり
2002年度から全土曜日が休校になり週5制になりました。
その後土曜日授業の再開は何度も議題として上げられましたが、一部地域を除き週5日の授業が今も定着しています。
コロナの影響で土曜日の休みを無くし授業の確保の可能性は?
【首相会見】小中高の学校再開は「専門家から提言を受け判断」https://t.co/Jqe1vTobA4
新型コロナの感染拡大に伴い実施している休校措置について「再開に向けて取り組みを進め、専門家から提言をいただき判断したい」と述べた。 pic.twitter.com/ujh0XYMBw9
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 28, 2020
コロナウイルス影響で東京都教育委員会は2020年の3月の2日から学校を休校することを発表しました。
当初は3月25日に臨時休業期間を終了すると報道機関に説明していましたが、コロナウイルスの被害拡大を受けて5月6日まで臨時休校を伸ばすことを発表しました。
となると
コロナウイルスの影響で約2ヶ月弱の期間授業が行われていない状況になります。
日数にするとおよそ40日間分の授業が今後を含め遅れることが確実になります。
40日もの膨大な遅れを取り戻さないでいると、その年代だけ学力低下になってしまうために一刻も早く授業の再開が必須であり
また遅れを取り戻すために土曜日の授業再開も考えられています。
土曜日に授業を再開することは可能なのか?
実際に土曜日に授業の再開は可能です。
コチラは文部科学省による新型コロナウイルス感染症対策のQ&Aです。
問14 補充のための授業を行う時数を確保するために、令和2年度に長期休業期間を短
縮したり土曜日に授業を行ったりすることを検討しているが、可能か。[新規]○ 各設置者等の判断で、補充のための授業を行うために長期休業期間を短縮し
たり土曜日に授業を行ったりすることは可能です(学校教育法施行令第29条、学校教
育法施行規則第61条等)。
とあり、土曜日の授業をすることは可能です。
学校の年間の授業時数って決まっている?
小学校や中学校の授業時間には決まりがあります。
これを年間授業時数といいます。
つまり年間でこれくらい授業してくださいという意味です。
コチラも文部科学省が決めています。
しかし基準となっている年間授業時数よりも実際は少し多い目に授業をしている学校の割合が25%以上とも言われています。
週6日の学校で授業カリキュラムは終わるのか?
宮城県は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県立学校の臨時休校を5月6日まで延長すると発表しました。https://t.co/qnOaksDE91 pic.twitter.com/zWEWU4MFhc
— KHB報道部 (@HodoKhb) April 13, 2020
3月2日から5月6日まで学校の休校が現在決定しています。(2020.4.現在)
春休みを除くと約40日間くらい授業をプラスして行う必要があります。
今後更に休校が延びる可能性も十分あります。
現在夏休みを短縮すると発表している学校もありますが、それでも約40日間の授業を取り戻せるかというと無理でしょう。
となると休校していた授業を取り戻すには、やはり土曜日の授業再開が必要になると考えられます。
仮に5月に授業が再開したとしたら残り10ヶ月になります。
そこから定期休みを抜くとだいたい8~9ヶ月くらいしか授業ができません。
その期間土曜日の授業をしたとしても32回~36回くらいしかできません。
なので5月に授業を再開したとしても夏休みか土曜日返上で週6日の授業は避けられないと考えられます。
またもし今後休校が長引けば、”夏休みの短縮”と”土曜日の授業再開”の両方をして年間授業時数やカリキュラムをクリアしていくことになると考えられます。
兵庫神戸市の学校再開は大阪に追従になるのか

大阪は現在日本で東京に継ぐコロナウィルス感染者が多い都道府県です。
兵庫からは多くの人が大阪に仕事などで出かけています。
なので兵庫県を先に学校再開しても大阪府のコロナウィルスの影響が収まっていない限り大変危険です。
なので兵庫県の学校授業再開は大阪府の学校の授業再開と同時になると考えれます。
兵庫県・神戸市の教育委員会の動向
神戸市の教育委員会のHPを確認しますと
現在は土曜日の授業の予定や、夏休みの短縮は書かれていません。
神戸市教育委員会HP↓
https://www.city.kobe.lg.jp/
コロナウィルスによって授業が出来ない期間が長引くためICT(情報通信技術)を使った授業動画などで家庭学習の支援をする取り組みを実施する予定だそうです。
なので長期化することは教育委員会も覚悟しているようです。よって再開したら今までの通常通りの授業ではいかないと考えられます。
まとめ
愛知県もやっと気づいて、先ほど学校ひとまず19日迄休校にしたみたい、対応遅いよねー
私はコロナ怖いから山で桜見てまーす。 pic.twitter.com/F2ESHZQE7Y— ななっち (@ta35ruRAw9cDgZI) April 6, 2020
・小学校や中学校の土曜日の授業再開の可能性は高いと考えられます。
理由は、休校になっていた約40日間の授業を取り戻すには夏休みの短縮では足りないと考えられるからです。
・今後更に休校が長引けば、”夏休み短縮”と”土曜日の授業再開”の両方で遅れを取り戻していくと考えられます。
最後までお読み頂きましてありがとうございました!
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