「美女と野獣」は色々なシーンで未だに凄い秘密があると言われています。
その中でもこのページではベルのドレスの色使いに着目してまとめました。
最後までお読みいただけると光栄です。
目次
「美女と野獣」ベルのドレスについて
引用元:映画「美女と野獣」
「美女と野獣」でベルは最初から最後のクライマックスに至るまで何種類ものドレスを着ています。
そのドレスはワントーンで描かれています。それ故に何かしらのメッセージがあると考えられます。
ベルのドレスの色が黄色(イエロー)の理由を考察
引用元:映画「美女と野獣」
「美女と野獣」のベルのドレスの色は^
<ベルのドレスの色>
青色→緑色→赤色→黄色
と変化していきます。
それに対して野獣のマントや服の色も
<野獣のマントや服の色>
茶色マント→青マント→緑の服→青スーツ
変化していきます。
ここに作り手の何かしらの意図があると思われます。
黄色には意味がある
引用元:映画「美女と野獣」
なぜクライマックのダンスのシーンでベルは黄色のドレスを着ていたのでしょうか?
黄色って物凄くって言うほど人気の色ではありませんよね。
少なくても赤やピンクのほうが、小さ女の子にはウケます。
しかしピンクのドレスはでアニメ「美女と野獣」ではでてきません。
実はこの黄色を使った理由はカラーの補色関係にあると考えられます。
黄色と補色の関係にあるのは青色
引用元:Wikipedia
補色とは
補色同士の色の組み合わせは、互いの色を引き立て合う相乗効果があり、これは「補色調和」といわれる
引用元:Wikipedia
つまりお互いの良さを引き立て合う関係とも言えますね。
そして黄色の補足関係にあるのは青色です。
これはおそらく偶然ではないでしょう。
明らかにアニメ「美女と野獣」のクリエイターやデザイナーが狙ったことだと予測できます。
何故ベルのドレスを黄色にしたかという理由よりも、
青色ばかり着ていた野獣の服の色に合わせたと考えたほうが自然です。
そもそも、なぜ野獣は青の服を着ていたのでしょうか?
野獣が青色なのは紳士っぽさを表すため
引用元:映画「美女と野獣」
色にはさまざまな物をイメージさせる力があります。
例えば赤い色を見ると、
<赤色が連想させるもの>
情熱的・エネルギッシュ・ヒーロー・勝利・正義・愛情・etc
というものが連想されます。
これは国によって多少違いはありますが、だいたいは同じでしょう。
なので正義のヒーローものは主人公はいつも赤色ですね。
では青色は何をイメージさせるのでしょうか?
<青色がイメージさせるもの>
清潔感、爽快感、信頼、誠実、平和、智慧・etc
などが連想されるものだと言われています。
特定の色を使うということはその色のイメージを相手に届けたいという考えがあるのでしょう。
国連のシンボルカラーは青色なので「平和」というイメージを色を使って表現していると考えれます。
引用元:映画「美女と野獣」
「美女と野獣」では野獣は最初は茶色のマントを着ていますが、途中から青色のマントを着ています。
ちょうどベルに対して誠意を見せ始めたあたりからです。
野獣はかつて魔女を城に泊めてあげなかったことから、魔法の力で野獣にされてしまいます。
またベルの父親を牢獄に入れて、出す代わりにベルを城に閉じ込めています。
そんな野獣は女性に愛されないと魔法は解けません。
なので野獣に人間に戻るために欠かせないものは誠実さ・信用・紳士ということになります。
それがないとそもそもベルと食事すらできません。
それを色で表現しているのでしょう。
だからこそ途中から青色のマントになり、二人きりの舞踏会では青のスーツを着ているのだと考えれます。
野獣の紳士っぽさを補う配色は黄色
野獣に青色のスーツを着せたのは、誠実さや、信用、そして紳士さを色で表現したかったからでしょう。
そしてベルはこの時、黄色のドレスを着ています。
黄色と青色は補色関係にある色です。
補色とは”お互いの色を補う”と書くので
つまりここで黄色のドレスのベルと青のスーツの野獣は
お互いの良さを補っている二人になった
ということを伝えたくて黄色のドレスが使われたと考えられます。
また黄色には
暖かさ、親しみやすさ、幸福、などを連想させる力がありあます。
ベルのイメージにも当てはまりますね。
ベルの青色や緑色のドレスについても
引用元:映画「美女と野獣」
ベルは当初は青色と白色の服装をしています。
青色は
<青色がイメージさせるもの>
清潔感、爽快感、信頼、誠実、平和、智慧・etc
を連想させるのでベルの清純さを色によって表現していると考えられます。
またベルが野獣に図書室をプレゼントされるシーンでは緑のドレスを着ています。
緑色が連想させるものは
<緑色が連想させるもの>
安全、若さ、平和、自然・etc
と言った事を連想させます。
つまりここでは
ベルは野獣に敵意をもう持っていないということを緑色で表現していると考えられます。
引用元:映画「美女と野獣」
さらにベルと野獣が食事を楽しくしているシーンではベルは赤のドレスを着ています。
<赤色が連想させるもの>
情熱的・エネルギッシュ・ヒーロー・勝利・正義・愛情・etc
なので食事のシーンでは愛情が芽生えていることをドレスによって表現しています。
またこの時野獣は緑の服を着ています。
<緑色が連想させるもの>
安全、若さ、平和、自然・etc
スープを汚く食べて、マナーの大切さを学んでいるシーンです。
ここでは野獣が緑色の服を着ているのは”安心・安全”ということを色によって表現していると考えられます。
まとめ
引用元:映画「美女と野獣」
・二人っきりの舞踏会のシーンでベルは黄色のドレスを着て、野獣は青色のスーツを着ていました。
黄色と青色は補色関係にあり、お互いを補う色です。
なので黄色のドレスを着たベルと青色のスーツを着た野獣はお互いを補う最高のパートナーということを色によって表現しているとも考えられます。
最後までお読み頂きましてありがとうございました!
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